介護職員あるある

「介護 求人」で検索し、求人情報を読み漁る。

はい、今納得した方。
求人情報読み漁ってますね。
介護業界は転職が当たり前な雰囲気がありますね。
恐らく一般的なサラリーマンには考えられない程、転職率が高いと思います。
転職先に行った初日、必ず「前はどこにいたの??」と聞かれます。
もちろん後から入った人には、「前はどこにいたの??」と聞きます。
当たり前の世界です。

何でこんなにも転職を繰り返すのか。

介護業界がまともな業界ではないからです。

さて、まともな業界ではない話はあとでするとして、転職する時にどのような基準で仕事先を選んだらいいのか。
よっぽど介護業界に詳しくないと、何がどうでどう違うの?、入ってみたけどこんなはずじゃなかった。
これもまた「介護職員あるある」です。

現役介護職員の他に、介護業界の他職種、未経験の方の初めての職場選びとしても、参考になるかと思います。

ざっくりと選ぶ基準は??

高齢化社会と言われ、高齢者の数が多くなっている世の中ですね。
こちらとしては仕事する対象の方が多くなっていて、仕事に困らないと思いますね。
しかし。
高齢化の前に、「少子高齢化社会」と「少子」と付きますね。
全人口に対して高齢者の「割合」は多いですが、「少子」なので出生率が低く、総人口はどんどん減っていく事になります。
それに伴い、高齢者の「割合」は多くとも、「人数」はどんどん減っていく事になります。

お分かりでしょうか。

将来、高齢者人口が半分になった時。
その施設は生き残れる施設でしょうか?

その施設で長く働く気がなくても、長く生き残れるような施設は、今でも「良い経営」をしているのです。

さて、ではその「良い経営」とはどんな事を言うのか。
1番大事なのは、「職員を大事にしている」という事です。
「入居者が1番じゃないか」と思われるかもしれませんが、職員があってこその入居者です。
職員がいなければ、高齢者を入居させる事が出来ませんからね。
働いていて分かったのですが、職員の心身に余裕があれば、自然と入居者の事を考え、色々提案し、より良い介護を行おうという姿勢が見えて来るのです。

基本的にメインで直接入居者の介助を行うのは、介護職員です。
介護職員に余裕がなければ、じっくりと入居者を観察する事が出来ないので、ケアマネ・看護師・リハビリ職など、他職種への情報提供もままならず、良い介護にはならないのです。

例えば…

綺麗な施設で、入居者の為に頻繁にイベントが開催され、おやつの時はコーヒーや紅茶など好きな飲み物が選べる。
良い施設ですね。
入居者にとっては、楽しい施設でしょうね。
介護職員にとってはどうでしょう。
掃除は生活支援の職員がやり、イベントは外部の業者へ委託、おやつは厨房の職員がやる。
良い施設ですね。
介護職員は身体介護や入居者とのコミュニケーションなどに専念出来ますからね。
このように業務分担が出来ていれば、良い経営をしていると思います。
他にも色々ありますが、ざっくりと言えば、です。
ただ、これを全て介護職員がやるとなるとどうでしょう。
介護職員のメインは、排泄や入浴などの身体介護です。
その合間に全部の居室と共有部分を掃除して、イベントの内容や企画・手配は業務が終わってからじゃないと難しいので残業、おやつも多ければ80人前後の飲み物を把握して、お湯を沸かしてコップを準備するところから始まります。
これを身体介護の合間を縫って行うのです。
発狂しますね。
無理です。

まぁ面接の時に施設長は偉そうに言いますよね。
「うちの施設はイベントが多いし、おやつも入居者の希望に合わせてるんですよ」
聞いてみてください。
「それ、誰がやってるんです??」

在宅サービスにする??施設サービスにする??

まず、職場を選ぶ基準になるのが、「在宅」か「施設」か。
分類的には有料老人ホームなどは在宅サービスになるのですが、ここでは「施設」とします。
色々な形態がありますが、ここでは代表的なもので解説していきます。
在宅か施設かを選ぶ、大まかな基準です。

在宅サービス

在宅と言えば、「訪問介護」「デイサービス」が思い浮かびますよね。
まずこの在宅サービスで特徴的なのが、「基本的に日勤業務しかない」事です。
お泊りデイとかは別ですが、ほとんどの場合は夜勤がないので、夜勤をやりたくない、夜勤は出来ない、といった場合には、在宅サービスが1番働きやすいです。
この「夜勤がない」事に連動しますが、次に特徴的なのが、施設サービスに比べて「給料が安い」事です。
施設サービスの場合は夜勤手当がありますが、在宅サービスの場合は夜勤がない為に、夜勤手当の分給料が少なくなります

施設サービス

施設と言えば、公的施設の「特養」「老健」、一応在宅サービスに分類されますが「有料老人ホーム」「サ高住」などが思い浮かびますね。
施設サービスで特徴的なのが、「基本的に夜勤がある」事です。
パートで日勤だけ、というなら別ですが、正社員で働こうと思ったら夜勤はほぼ必ずあります。
しかも2交代、3交代の不規則な勤務になります。
この事に連動し、在宅サービスに比べると「給料が高い」事です。
夜勤がある事で夜勤手当が付くので、数万単位で在宅サービスより給料が多く貰えます。

ざっくりと「在宅」と「施設」の大きな違いは、「夜勤」と「給料」ですね。
自分の生活に合わせてどちらを優先するかで、職場選びも変わって来ます。

職種によって、調理員や生活支援スタッフは施設のみの採用、リハビリ職は老健や訪問リハビリなどが多いなど、働く場所が限られる職種もあります。

職種によって、働けるサービスや給料、勤務時間などはこちらに載せています。

※順次、記載していきます。

業務内容は??

基本的には業務内容は、介護職で言えば、身体介護、生活支援という部分では変わりません
しかし、「在宅」と「施設」でも、それぞれの事業所でも、少しずつ業務内容が変わって来ます。
身体介護がメインなのか、レクリエーションなどがメインなのか。
それぞれ施設ごとの詳しい説明はこちらに載せています。

在宅サービス

・訪問介護
・訪問入浴
・デイサービス
・デイケア
・ショートステイ
・小規模多機能型居宅介護
・訪問看護
・訪問リハビリ
・居宅療養管理
・短期入所療養介護

施設サービス

・有料老人ホーム(介護付き・住宅型・健康型)
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
・グループホーム
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型施設
・ケアハウス
・養護老人ホーム





近年では高齢化が進むのと比例して、認知症高齢者の数が増加し続けています。
2025年には、高齢者の10%が認知症になると言われています。
在宅であっても施設であっても、認知症は避けて通れない課題となっています。
実際どこで仕事をしていても、認知症の方がいないというのは見たことがありません。
介護といえば、身体介護の技術のようなイメージがありますが、この先認知症を理解しているかが大きな課題になってくるように思えます。
認知症の方の対応に不安がある場合は、認知症に関する資格もあるので、取得する事を考えてもいいかもしれません。

また、介護保険が出来たばかりの頃は利用者の自己負担額が一律1割負担だったものが、収入に応じて1割~3割負担になるなど、利用者の負担額が多くなっています。
今後更に高齢化が進むと、介護保険料や自己負担額が増加する可能性があります。
現在でもみられる事ですが、「高いお金払ってるのに!!」という利用者の不満です。
利用者の負担額とサービスの質のかい離です。
介護職員も意識的にサービスの質を下げているわけではありませんし、常に歩き回って最大限のサービスを提供していると思います。
しかしながら、給料の低さなどから人手不足の為、サービスの質にこだわるよりも、如何に業務を回すかの方に重点をおいている状態になっている事も事実です。
自己負担額などが増加したとしても、施設の入居金が高額になろうとも、介護職員の給料は変わりません。
恐らくは「介護保険に頼らない介護」「全額自己負担」が当たり前の時代になり、介護職員の給料も上がれば、利用者が満足する介護が出来る余裕が出るんだと思います。
そもそもの失敗は、初めの自己負担額が低すぎた事にあるのではと思います。
今でも十分安すぎるくらいだと思っています。
「個人的には」ですが、介護職員は今のままのサービスの質で良いと思っています。
サービスの質を上げてほしければ、どんどん「介護保険を使わない介護」を利用し、介護業界全体の待遇を上げるべきだと思います。