「介護が必要」になれば介護保険サービスが利用出来ます。

とよく言われていますが、そもそも介護保険サービスって何かも分からないし、どうやって使ったらいいのかも分からないし、どのくらいの料金がかかるのかも分からないし…
専門の人が来て説明してくれても、専門用語で説明されたり、ある程度分かっている前提で話すから分からないんですよね。
子供じゃないけど、何が分からないのかがもはや分からない。

そもそも介護保険サービスって??

まず、「介護が必要」な状態になった時に困るのは何か。

足が痛くて掃除が大変で… とか、
ずっと立っていられないからご飯が作れなくて… とか、
1日出かけたいんだけどおばあちゃんのオムツ替えなきゃいけないし… とか、
買い物行きたいんだけど長く歩けないし… とか、
悩みは尽きませんね。
恐らくこのような悩みが出て来た時に、「介護が必要だ」と思うと思います。

さて、ではこのような時どうします?
近所の人にオムツ交換頼みますか??
近くの親戚に毎日のご飯の準備を頼みますか??
ちょっと頼みにくいですよね。
そんな時に利用出来るのが、介護保険サービスです。
介護保険サービスを利用すれば、掃除してくれたり、ご飯作ってくれたりしてくれるのです。

介護保険サービスは、厳密に言えば国のサービスになります。
実際にサービスを行うのは、民間の企業だったりしますが、国から補助を受けて運営しているような感じです。
サービスの内容は国が決めていて、それに沿ったサービスを行う事で国からお金を貰う、という感じです。
サービス利用料金の1割~3割は利用した方が企業に支払い、残りの7割~9割が国から企業に支払われます。

というのが介護保険サービスで、民間のサービスに比べて安く利用出来る代わりに、利用出来る人が限られていてサービスの範囲も限られています。

介護保険を使わない便利なサービスはこちらから。
介護保険外サービス!介護保険が使えないところは…

どういう時に何をしてくれる??

介護保険サービスは、大きく分けて2種類あります。
自宅で生活している方向けの在宅サービス、介護施設に入居している方向けの施設サービスです。

在宅サービスの場合は大きく分けて2種類あり、自宅へ訪問してサービスを提供する訪問サービスと、施設に通ってサービスを受ける通所サービスがあります。
足が痛くて掃除が大変、ずっと立っていられないからご飯が作れない、オムツを交換してほしい、などといった場合は訪問サービスを利用出来ます。
自宅にこもりがちで…といった場合には、デイサービスなどに通いご飯や入浴のサービスを受けられる、通所サービスが利用出来ます。
また、自立支援を目的としているので、自立する為にリハビリを受ける、健康管理をしてもらうなどといった、訪問リハビリや訪問看護などのサービスも利用出来ます。

施設サービスの場合は、掃除や洗濯などの生活支援サービスの他に、排泄や入浴などの身体介護サービスが利用出来ます。
介護施設の場合は、在宅サービスよりも過剰にサービスが提供される傾向があります。
食事の時間、入浴の時間などが決められている為、その時間に間に合うように、自立の方でも介護職員が介助する事も多いです。
また、介護施設の経営上、必要がなくてもサービスを入れる事によって、施設の収益が上がるという面もあるので過剰にサービスを入れる施設もあります。

このように、基本的には困っている事に対してサービスが提供されます。
自分で出来る事、家族が出来る事、家族に対してのサービスは受ける事が出来ません。
これ意外と知られていないのか、介護職員を便利屋だと思っているのか分かりませんが、範囲外のサービスを提供するように迫る利用者は多いものです。
言い方は悪いですが、出来ないと言ってもキレる高齢者や、屁理屈ばかり言って来る高齢者は結構多いです。
脅迫まがいな事を言って来る高齢者もいます。
介護保険サービスの認知度の問題なのか、高齢者がわがままなのか、介護職員やケアマネはこれらの高齢者を納得させるのにも神経を使います。
恐らくわがままでしょうね。

介護保険サービスを選ぶならこちらから。
介護保険サービス選び

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利用者(高齢者)からの暴言・暴力




本人が困っていなければ介護保険は使えない??

と言われると、そうでもありません。
介護保険はレスパイトケアと言って、家族の負担を減らそうという目的も兼ねています。
最近ニュースを騒がせている、虐待がいい例ですね。
家族が家にこもって介護を行う事で、精神的な苦痛を伴う場合があります。
仕事と割り切っている介護職員でも、介護はストレスが溜まるものです。
それを1対1で介護をしていたり、しっかりしていた親がどんどん出来なくなっていくのを目の当たりにすると、絶望感や喪失感も出て来るでしょう。
そんな時に矛先が高齢者に向かってしまうのです。
それを防ぐ目的でもあります。
もちろん、訪問サービスで掃除や排泄などのサービスを入れる事もレスパイトケアにもなりますが、実際家族に自由があるかと言えば、高齢者が自宅にいる事自体、自由にはなれないですよね。
やっぱりどうしても気になってしまうものです。
介護から離れてリフレッシュしたい、と思うのも当たり前の事です。
そんな時に利用出来るのが、ショートステイです。
デイサービスはどうしても日帰りで帰って来てしまうので、その間に出かけても帰りの時間が気になってしまうものです。
しかも旅行なんて出来ない。
ショートステイなら、数日の外泊が可能なので、旅行に行ったり、冠婚葬祭などの外出の時でも安心して出かける事が出来ます。
ただ単純に、ちょっと疲れたからショートステイを利用したい、という場合でも大丈夫です。
この様に介護保険では、家族のリフレッシュにも対応しているのです。

ちょっとした豆知識ですが、例えば施設に入居したいけど入居待ちだった場合。
その入居したい施設でショートステイを実施している場合、ショートステイを利用していると施設に入居出来る確率が高くなります。
施設的には、ショートステイを利用している事で入居者の状態を把握しやすいので、いざ入居となった時にも引き継ぎがスムーズに出来ます。
だいたいが同じ建物内にありますので。
しかも空きが出来た時点で、即入居してくれる確率が高いので、施設的にもロスが出ない。
更には高齢者にとっても、建物が同じでフロアが違うだけ、という感じなので、施設の生活に慣れやすいという利点があります。
厨房は1つなのでご飯も同じですしね。
もしショートステイを利用するなら、施設に入居するかも視野に入れて選んだ方がいいかもしれません。

ショートステイが出来る介護施設を探すならこちらから。
介護施設を探すなら、おすすめのサービス一覧!

これってサービスを全部把握していないと利用しにくいと思うけど…

確かにそうです。
サービスの量は結構多いです。

自分はこれに困っているからこのサービスを利用して…
どこの事業所を使ったらいいんだろう??
介護保険の請求は??
これも困っているけどサービスあるの??

これだけで面倒になって来ましたね。
そんな時に便利なのがケアマネです。
ケアマネを便利と言ってしまうのも気が引けますが。
「介護が必要」になった時に、まず介護認定を受けます。
その時からケアマネに全部お任せしてしまっても大丈夫です。
訳分かんないですからね。
そして、ケアマネに困っている事を全部伝えてみましょう。
ケアマネが全部やってくれます。
利用出来るサービスを選んで、事業所を選んで、事業所との契約、介護保険の請求まで全てお手伝いしてくれます。
まぁサービスを選ぶプロみたいなもんです。

ケアマネって何?どうやって探したらいいの?という方はこちらから。
ケアマネ?ケアマネジャー??介護支援専門員???