介護施設と言えば、何が思い浮かぶでしょうか。
有料老人ホーム??特養??グループホーム??
くらいなのかなぁと思います。
中には、老人ホームってしか思いつかない方もいるかもしれませんね。
結果、全部老人ホームですからね。

介護施設ってざっくり何種類??

さて、介護施設いわゆる老人ホームは大きく分けると何種類あるでしょうか。

一応10種類かと思われます。

「思われます」というのは、年々制度改正が行われていたりしているので、廃止になった施設、新設になった施設などが多いのです。
施設の移行だったり。

老人ホームの定義としては、
・食事の提供
・介護の提供
・家事の提供
・健康管理の提供
のうち、どれか一つでも該当すれば、老人ホームと呼ばれる事になります。
介護施設として監視される事になります。

多分介護施設10種類

さて、その多分10種類ある介護施設ですが、施設の名前のだいたい前(たまに後ろ)に、このように書いてあると思います。

・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住と呼ばれる事も)
・グループホーム(地域密着型共同生活施設)
・特別養護老人ホーム(特養と呼ばれる事も)
・介護老人保健施設(老健と呼ばれる事も)
・介護療養型医療施設(療養病床と呼ばれる事もあるが、近いうちになくなって新型老健になるらしい)
・ケアハウス(経費老人ホーム)
・養護老人ホーム

例えば、「グループホーム〇〇」とか「介護付き有料老人ホーム××」とかです。
この「グループホーム~」とか「介護付き有料老人ホーム~」とかで、入居条件料金などが結構変わって来るので、一つの目安になって来ます。

更に、高齢者向けの住宅もあり「シルバーハウジング」と呼ばれるのも存在します。
この辺で結構訳が分からなくなって来ましたね。
上にも書いたように、老人ホームの定義として、「食事・介護・家事・健康管理」のどれかが提供されている事になりますので、これに当てはまらないシルバーハウジングは、これらが提供されていない事になります。
どうやらちょっとした家事は提供されているようですが。
あくまでも、一般的にみなさんが借りている賃貸の高齢者専用バージョン、と思ってもらっていいと思います。
なので、介護してもらおうと思っての入居は出来ません。
基本的に一人でご飯作ったり、お風呂入れたりが前提での入居になります。
また後で詳しく説明します。

何が違う??

とりあえず経営している会社が違うとか、職員の配置基準が違うとか、だから何だ??みたいなのは後回しにして、ざっくり言うと、
・料金
・介護度
が違います。

特養なんかは比較的安くなっていますが、有料老人ホームは安い所から何千万の所まで幅があります。
有料老人ホーム」と書かれている所でも、「介護付き」「住宅型」「健康型」でかかる費用も違いますし、「介護付き」だけ見ても月額13万くらいの所もあれば、月額30万くらの所もあります。
しかも毎月の費用の他に、入居金として無料の所もあれば、数千万円の所もあります。
1番料金の幅が広いのが「有料老人ホーム」と書かれている括りだと思います。
サ高住」と書かれている所は、比較的お安く利用出来るかな、という感じです。
一応住宅扱いなので、入居金は普通の賃貸などとあまり変わらない敷金を払う感じだったり、月額も家賃+食費が固定でかかる程度です。
まぁその他に介護保険サービスの自己負担分や、光熱費などがかかりますが。
この辺りは民間の企業(株式会社とか)が経営しているので、やっぱり経営重視と言いますか、ある程度儲けが出ないと運営出来ませんので、それなりの費用を払う事になります。
その代わりと言ってはなんですが、施設のサービスなどに特徴が出て来ます。
A施設 「うちは料理にこだわってるの!!」
B施設 「うちは娯楽に力入れてて、今度みんなで日帰り旅行に行くの♪」
C施設 「うちは内装がホテルみたいで、優雅な気持ちで暮らしていけるのよ!」
D施設 「うちは生活保護の人でも入居出来るんだけど…」
などなど。
お金に余裕があればお勧めです。
生活保護を受けていても入れる所もありますけどね。

さて、介護保険3施設と呼ばれる「特養」「老健」「療養病床」は、社会福祉法人や医療法人などが運営しているので、比較的お安くなっています。
国から施設に補助金が出ますのでね。

あとは介護度の違い。
有料老人ホーム」もまたこれが面倒なんですが、「介護型」と「混合型」があり、自立の方から入居出来る場合と、要介護認定を受けていなければ入居出来ない場合とあります。
グループホーム」の場合は、認知症の症状があり要支援2以上でないと入居出来ません。
特養」は、要介護3以上でないと入居出来ません。
などなど、介護度でも入居出来る施設が異なります。

なんか「特定施設入居者生活介護」って書いてあるんだけど??

そうなんです。
この言葉も選ぶ基準の一つになります。
凝視しないと読みにくいですけどね。
これが書いてあれば、「特定施設入居者生活介護の指定を受けています」という事になります。
あ、そうですか。
とよく分からないのでなりますが、これが費用に差が出て来る事になります。

この「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていれば、有料老人ホームの場合は「介護付き有料老人ホーム」と名乗る事が出来ます。
「住宅型有料老人ホーム」もありますが、この「住宅型」とついていれば、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていない事になります。
サ高住」も受けている施設と受けていない施設があり、更に受けている施設でも「包括型」と「外部サービス利用型」に分かれています。

この違いは何か。
指定を受けていれば、介護保険サービスが施設内で受けられる事になります。
介護施設に常駐している介護職員が介護保険サービスを提供し、介護保険の自己負担分も介護度によって異なりますが、常に同じ金額
指定を受けていなければ、介護保険サービスは外部の事業所のサービスを受ける事になります。
老人ホームは集合住宅の扱いなので、施設に入居していてもそこは自宅。
自宅へ訪問してサービスを受ける、訪問介護と同じ扱いになります。
その為に、サービスを利用したらした分だけ費用がかかり、自己負担の上限を超えれば全額自己負担になります。
要支援など介護度が低ければ安く済み、介護度が重くなればなる程高くなってしまいます。
しかし、デイサービスに通う事が出来たり、福祉用具をレンタルする事も出来ます。
指定を受けていれば、これらが利用出来ません。
ちなみに、どちらも介護に関わる部分のみであり、食事や洗濯、掃除などは介護施設でのサービス提供になります。

更に、指定を受けている施設であれば、介護職員が常駐しています。
人員配置基準が設けられていて、その基準をクリアしなければ指定を受ける事が出来ません。
その為に、日中・夜間問わず介護職員が常駐し、排泄介助などの介護保険サービスの他に、安否確認や緊急時の対応を行います。
しかし、指定を受けていない施設だと、介護職員は常駐していません
介護保険サービスの提供時間のみ、訪問しサービスを提供する事になります。
その代わり、夜間は宿直の職員がいて夜間巡回や緊急時の対応などを行います。

基本的にはこのような感じにはなっていますが、実態は少し違う事もあります。
指定を受ける基準と合わせて、詳しくはこちらから。

費用はどの程度??

費用も施設の形態によって違いますが、どの施設でもかかってくるのは月額利用料です。
家賃みたいなものと、生活支援サービス料みたいなものを支払います。
あとは食費
もし、固定額で支払っている場合は、外出とか外泊で食事がいらない場合は、返金される場合もあります。
必ず前もって言う必要があるので、急に食べなくなった場合は返金されません。
食べた分だけ支払う感じです。

その他に確認しておく必要があるのは、水道光熱費は込みなのか、別なのか。
込みの場合は、予め月額利用料に固定の金額が入っています。
別の場合は、各居室ごとに使った金額だけ別で請求されます。
これ、実際介護職員は知らない場合が多いです。
入居者の支払いの内訳など説明してもらう事もないので、どのような請求方法なのか知ろうと思わないと知らないです。
高齢者の場合、割とシビアに温度調節しているので無駄に使っている事はないのですが、家族から光熱費が高いとクレームが来て、ちょっとご飯を食べに行く間にもこまめにエアコンを消す羽目になります。
クーラーの場合はつけっぱなしの方が安いんですけどね。

更に、上乗せ介護費を支払う施設もあります。
介護職員などの人員を、基準よりも多く配置している施設に多いようです。
手厚い介護を受けられる代わりに…って事でしょうね。
書類上の配置人数では多めかもしれないけど、実際現場では人が足りているんですかね…

意外と忘れがちなのが、オムツ代や薬代、日用品の分です。
普通に家で生活していても購入しなければいけないものなので、仕方ないのですが、これ計算するの忘れます。
オムツやリハパン、パットなどは、施設指定の所が多いです。
というか、施設で一括購入したりするので、値段も一緒。
あそこのドラッグストアが安いから~が出来ない出費になります。
施設によっては持ち込みしても良い所もありますが、オムツによっても漏れやすかったりするものもあるので、購入した時は安かったとしても、漏れやすい事で介護職員の手間がかかったり(漏れた為にズボンまで交換)、漏れる前に交換する羽目になり枚数を多く使ったり…
不評です。
このような場合は施設から言われる事があるかもしれません。
頼むからこっちで買わせてくれ、と。
あとは、レクリエーションにかかる費用も支払う事が多いです。

ざっくりと毎月支払う費用を説明しましたが、有料老人ホームの入居金を多く支払っていれば、どの施設形態でもあまり差は感じません。
だいたい10万~15万程度で、そこに水道光熱費や日用品などの分がかかってきます。
有料老人ホームで入居金を支払わなければ、月額30万とか50万とかありますけどね。

施設形態によっても料金が違うので、詳しくはこちらから。

入居金とか書いてあるんだけど!!

そうです。
これも施設によりますが、入居する前に入居金を支払う施設もあります。
賃貸の家を借りる時の、敷金のようなものです。
1番高いのは有料老人ホームで、何億円というところもあります。
どれだけ高級な老人ホームでしょうね。
ホテルというか、外国の豪邸みたいな感じでしたけどね。
それでも、そこで働く介護職員の給料は同じ。
月17万程度です。
1番安いのは、特養や老健です。
なんと、無料です。
有料老人ホームでも、入居金無料の施設もあります。
有料老人ホームの特徴として、入居金を多く払えば払う程、毎月の月額利用料が安くなります。
敷金のような性質と、前家賃のような性質を持ち合わせています。
もし、途中で退去するなどの時は、この入居金の一部が返却される事もあります。

入居金の詳細はこちらから。




居室ってどこも個室なの??

個室ならありがたいですけどね。
今はほとんどの施設が個室になっています。
しかし、老健や療養病床などは、まだ病院のような意味合いもある為に、4人部屋などの多床室がある所もあります。
有料老人ホームでも、3人部屋、4人部屋がある所もあります。
その場合は費用もちょっと安くなっています。
あとは夫婦で入居出来る2人部屋もあります。
安く済むから、と多床室にしてもいいのですが、同室の方が大変な方だと大変です。
排泄介助が必要な方だと、夜間に何回も介護職員が来ますし、認知症でウロウロする方だとウロウロしますし、中にはベッド上で全裸になって放尿してる方もいますし、何故かベッドから落ちて床に転がっている方もいますし、ある程度の覚悟は必要です。

グループホームはこの形が基本ですが、最近特養にも多いのが、ユニット型と呼ばれる配置です。
9人を一つのユニットとして考えます。
9人分の居室の真ん中にリビングを配置し、お風呂も共同トイレもあります。
常にこの9人で生活する、という形です。
介護職員もこのユニットで常に同じ職員なので、入居者とも親しくなりやすく介護もしやすい、という特徴があります。
認知症の方は環境が変わると症状が悪化しやすいので、このユニット型が適切なようですね。
介護職員的にも、常に全部の居室が見渡せる為に対応しやすく、少人数の為にそれぞれの状態を把握しやすいです。

有料老人ホームに多いのが、フロア型混在型です。
フロア型は、1フロアにだいたい20部屋前後あるのですが、基本そのフロア内で生活する感じです。
施設によっては食堂がフロアごとにある場合と、1か所だけあり全てのフロアの入居者が集まる場合があります。
お風呂も食堂と同様です。
介護職員は、フロアごとに固定で配置されているので、ユニット型と似たような感じです。
ユニット型よりも入居者が倍になるだけです。
更に混在型と呼ばれるものは、例えば3階建ての施設の場合、だいたい1階に食堂やお風呂があり、居室が少し、2階と3階に居室のみある形が多いです。
日中は基本食堂で過ごします。
介護職員は、1階から3階まで全てに対応します。
例えば3階建ての施設の場合は、入居者が60人~70人程度いると思われますので、この人数の分だけ状態を把握しなければいけません。
既往歴や薬の種類までの把握は、なかなか難しいです。
意外と覚えますけどね。

少人数で過ごしたいか、大人数で交流したいのか、それによって選ぶ施設も変わってきます。
もう少し詳しい説明はこちらから。

とりあえずざっくり書きましたが、長くなってきたのでそれぞれ更に詳しく解説します。
色々な施設の特徴を知る事で、どんな介護を受けたいのか、どんな場所で生活したいのか、施設の外見だけではなく中身を知る事で厳選しやすくなります。
介護保険が出来てからも、サ高住が出来たり、療養病床がなくなったりと変化しているので、これからも少しずつ施設の制度や形態が変わっていくと思われます。
また、今でこそ特養の入居待ちなどが問題になっていますが、これから先は高齢者が減少していきます。
そうなると施設に空きが出るようになり、施設による入居者の取り合いになる事と思われます。
きっと有料老人ホームなど民間の施設は独自のサービスを前面に押し出し、今よりも更に特色ある施設になっていくと思います。
しかし、給料面での収入を考えると、今の高齢者よりも収入が少ない世代が施設に入居するようになってきます。
良いサービスを提供するなら、それなりの料金と、提供する側の介護職員にもそれなりの対価が必要です。
それが賄える世代なのか、良いサービスを安価で提供しようとしているのか、これからが楽しみです。
どのようなサービスの施設が生き残るのか、施設を選び入居する方にかかっていると思います。
今でも介護職員が提供するサービスと、その対価が見合ったものであるとは思えません。

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