学校心理士とは、学校心理士認定運営機構が認定する民間資格です。

名前の通り、学校や教育機関における学校心理学を基盤とした心理援助を行います。

受験資格には、大学院課程修了を一部要件に含むので、比較的専門性の高い資格となっています。

スクールカウンセラーと混同しやすいですが、スクールカウンセラーは職業名であって資格名ではありません。

スクールカウンセラーの任用規程は「精神科医」「臨床心理士」「大学教員」が資格要件となっているので、学校心理士を取得してもスクールカウンセラーになる事は出来ません。

しかし、資格要件を満たすような人材が少ない場合は、スクールカウンセラーに準ずる者(準スクールカウンセラー)として、学校心理士を任用する場合もあります。

学校などの教育機関に関わった仕事がしたい場合はおすすめです。

受験資格は??

受験資格は多岐に渡るので、自分が申請可能かどうかを詳しく判断する必要があります。

主な条件は、以下の4つになります。

・大学院で学校心理学関係の科目の単位を修得し、修士課程・専門職学位課程を修了し、学校心理学に関する専門的実務経験を1年以上有する方

・4年制大学卒業で学校心理学に関する専門的実務経験を5年以上有する方

・大学または大学院で授業を2年以上担当し、学校心理学の8領域に関する研究業績を5編以上有する方

・学校の管理職または教育行政職として、心理教育的援助サービスに関する指導的な役割を3年以上有する方

他にも、教員の経験を有する者、相談機関などの専門職従事者なども対象になる事があるので、受験を考えている方は詳しく調べてみる必要があります。

また、どの項目に当てはまるのかで、申請時に提出する書類も異なりますので確認が必要です。

試験って??

試験は毎年1回行われ、基本的には論述式と多岐選択式の筆記試験が1日、面接が1日の計2日間行われます。

ただし、受験資格のどの項目に当てはまるかで、試験内容も異なります。

筆記試験は東京と大阪で受ける事が出来ますが、面接試験は東京のみで受ける事が出来ます。

審査は、提出された書類、試験結果、ケースレポートまたは研究などの業績で行われます。

合格した場合、登録料と日本学校心理士会の会費を納める事で、資格認定証が交付され、登録・公表されます。

試験の実施時期は??

基本的には毎年1回、8月に行われます。

7月下旬に試験の案内が送付され、8月に試験が行われます。

筆記試験の場合は、東京と大阪で実施されますが、面接の場合は東京のみとなっています。


ハードルが高い資格と思われますが、専門性が高い資格で、学校などの教育機関での活動に関わりたい方には重要な資格だと思います。

また、研修会の講師などの役割を担う、学校心理士の上位資格である「学校心理士スーパーバイザー」を取得する事も可能なので、更なるステップアップが出来る資格です。

近年では子供のいじめや非行、自殺などの問題や、LD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)などの障がいのある児童も多くなってきているので、これからますます活躍出来る資格ではないかと思います。