音楽療法士は、音楽が持つ力を利用して、心身に障害を持っている人のリハビリテーションを行う仕事です。

認知症や自閉症、精神障害を持った人たちの治療などに、効果があるとされています。

海外ではメジャーの療法ではありますが、日本ではまだまだ認知度の低い仕事です。

その為に、音楽療法士単独での求人はほとんどなく、大半は看護師や介護士などが兼業で行っている事が多いです。

資格がなくても音楽療法士として働く事は可能ですが、しっかりと学び、正しい音楽療法の知識を身に付けていなければ、適切な効果は得られません。

資格を取得するには??

音楽療法士には公的な資格がなく、民間資格がいくつか存在します。

その中でも学会である、日本音楽療法学会が認定する資格がよく知られています。

まず、この受験資格を得る為に、以下の2つのルートがあります。

・日本音楽療法学会が認定する学校に入学し、音楽療法について学ぶ

・学会が主催する資格受験の為の制度に参加する

認定校に入学して学んだ場合は、必要単位を修得した後に試験を受け、その後面接試験、合格すれば資格を取得出来ます。

学会が主催する資格受験の為の制度に参加する場合は、参加申請をするにあたって必要な条件があります。

以下の3つを満たしている場合のみ、参加する事が出来ます。

・日本音楽療法学会の正会員であること

・大学、短期大学、高等専門学校、専門学校(2年以上)のいずれかを卒業している事

・臨床経験が5年以上(音楽を使用した臨床経験2年を含む)を有する事

参加申請した後に、音楽試験(ピアノ実技、音楽理論)に合格し、面接を行います。

その後、必修講習会(全90コマ、約2年半)を受講し、資格試験を受ける事が出来ます。

資格試験、面接試験に合格すると、資格を取得出来ます。

他の資格取得方法は??

日本音楽療法学会が認定する資格の他にも、いくつか音楽療法士の資格を取得出来る方法があります。

全国音楽療法士育成協議会が認定する、音楽療法士(専修・1種・2種)も代表的な資格です。

音楽療法士の資格は、音楽系の専門学校でも認定する所があるので、大学を卒業していなくても取得は可能です。

また、通信講座でも取得可能な資格もあります。

専門学校や通信講座での取得は、上記の学会や協議会の資格ではありませんが、学校認定音楽療法士やミュージックセラピストなどの資格が取得出来ます。


代表的な資格は大学卒業などが条件になっている為、在職中の方は通うのは難しい場合があります。

その場合は通信講座や、夜間のみの専門学校などもあるので、色々調べてみると自分に合った取得方法が見つかると思います。